「今の彼じゃないのかなあ」本音で語る恋愛マガジン

白玉あずきの「その男と結婚しちゃダメ!」図鑑 Vo.2 脊髄反射でしゃべる男

こんにちは。白玉あずきです。結婚を視野に入れた人生を考えているけれど、さて、どうしたものだかと、もやもやしている働くアラサーのみなさんに、「本当にこの人と結婚していいのか」をジャッジするヒントにしてほしい「その男と結婚しちゃダメ!」図鑑。第2回は「脊髄反射でしゃべる男」です。

白玉あずきの「その男と結婚しちゃダメ!」図鑑 Vo.2 骨髄反射でしゃべる男

脳を働かせず「反射的に」言葉を口にする脊髄反射男

脊髄反射とは、外的な刺激を受けたときに、脳で意識するよりも早く起こる身体的反応のこと。たとえば、キッチンでイカフリットを作っているとき。跳ねた油が腕に落ちた瞬間、腕を引く動作も脊髄反射のひとつです。

転じて、「脊髄反射でしゃべる」とは、相手から語りかけられる言葉(外的な刺激)に対し、反射的に、つまりは考えナシに返事をすること。その行為を揶揄する表現として、使われるようになりました。

脊髄反射でしゃべる人には、大きく2つのパターンがあります。

ひとつは、相手の言葉に対して、「いいね!」「すごいね!」「楽しそうだね!」と肯定的な返事をするポジティブパターン。

もうひとつが、「いや、でもさ~」「それってさ~」「っていうかさ~」と否定的な返事をするネガティブパターン。

どちらも、対して考えているわけではなく、乱暴に言えば、適当に返事をしているだけです。そこに深い意味などありません。

さて、彼氏の場合、あなたはどちらがいいと思いますか?

何を発言しても、いちいち否定から入るネガパターンの人との会話は、疲れます。自分に自信がなくなってきてしまいます。どうせ否定されるんだし、と会話するのもイヤになってしまったりもします。自分の一番の味方でいてほしい欲しい彼氏なら、なおさらその気持ちが強くなるーーと思いませんか?

 

でも実は、要注意案件とすべきはポジパターンのほうなんです。

ポジ脊髄反射男は信用ならない

確かに、脊髄反射で「でも」って言う、ネガ脊髄反射男は面倒くさいものです。しかも、そのあとに続く発言も理屈っぽかったりする。でも、自分側から考えてみてください。いったん否定されることで、自分の意見を改めて振り返ってみたり、考え直したりできるというメリットがあるんです。そして、相手に先に「でも」と言われれば、あ、やべ、今、思ってるのと口に出したことが違ってた、というときにも安心。「なるほど、そうだよね~」と相手に同調した風を装いながら、軽やかに訂正できるのです。

では、ポジパターンはどうでしょう。自分が肯定されるわけですから、その場では、気持ちがいい。やっぱり自分と彼氏とは、考え方が似ているし、同じ方向を向いていると、晴れ晴れとした気持ちになれると思います。

でも、それは、考えナシの単なる脊髄反射なのです。

たとえば。

「あ~、温泉とか、行きたいな~」
「いいね! 行こうよ」
「やったー! じゃあ調べておくね!」
「うん!」

などという会話で盛り上がったにも関わらず、あなたがウキウキと準備をはじめ、実際に予定を立てはじめると、「あ~、その日は、会社の人とゴルフ」「ちょっと予算的に厳しくない?」とぐずぐず。しまいには「何で行くの? 電車?」などと言い出す。「伊豆だし、運転免許を持っていないんだから、電車で行くに決まっているじゃないですかね! しまいには、温泉って楽しいのかな? って始まって…。やつ、行く気なんてなかったんですよ!」と愚痴をこぼす働くアラサーちゃんをなだめたこともありました。
ポジ脊髄反射の彼氏は、彼女に期待させる分だけ、ネガ脊髄反射男より、罪が大きい。舞い上がった気持ちを、ヒグマ落としバリのウルトラサーブで地面に叩きつけるのです。

E子ちゃんを勘違いさせたハイポジ脊髄反射男

白玉あずきの「その男と結婚しちゃダメ!」図鑑 Vo.2 骨髄反射でしゃべる男

こんなこともありました。働くアラサーE子ちゃんのお話です。彼氏は俳優の高橋一生に似ているというので、仮にカズオといたしましょう。

E子ちゃんとカズオくんは、合コンで知り合い、デートを重ねて早3か月、という関係です。ひとり暮らしのカズオくんの部屋にお泊りしたこともあり、E子ちゃんは、付き合っているつもり。

彼から直接的に付き合おう、と言われたことはありませんが「毎日LINEで話しているし、2週間に1度は映画を見に行ったり、ディナーをしたりしているから、付き合っていることには間違いないと思っていました」というのがE子ちゃんの主張です。

そして、さらに次のステップとして、E子ちゃんは、彼が結婚を前提に自分と付き合ってくれているのか、ということを確認したくなりました。とはいえ、彼から付き合っているという確証が得られていないまま、「私との結婚も視野に入っていますよね?」と聞くのは、さすがにリスキーであると賢いE子ちゃんは考えました。そこで、彼女はこんなふうな会話を展開してみたのです。

↓↓↓↓

「うちの両親、とくに父親がけっこう厳しくてさ」
「へ~」
「昔から、家に遊びに来た友達に、怖がられちゃったりするの(笑)」
「俺、けっこう、気難しい年上の人と仲良くなるの、得意だよ」
「そんなこと言って、実際に会ったらビビっちゃったりして(笑)」
「意外と好かれるタイプなんだよね~」

このテンポのいいポジティブトークに、E子ちゃんは手ごたえを感じたと言います。彼は自分の父親に会う気がある=結婚のための挨拶をする気がある=自分との結婚を考えているーーという三段論法です。

さらに、「私の実家のある金沢の話をすれば、“行ってみたいなぁ”って返事をするし、じゃあ、今度の休みに行こうよ、と言えば“そうだね、E子ちゃんのうちに泊まらせてもらえば宿泊費も助かるよね”と返してくれる。これは、間違いないと思っても仕方がないと思うんです」。そう思います。だがしかし。彼は、E子ちゃんと結婚する気も、そもそも付き合っている気もなかったんです。カズオくんは、ハイクオリティなポジ脊髄反射男だったのでした。

ことの発端は、カズオくんが仕事を理由に、デートのドタキャンを繰り返し始めたこと。そして、既読、未読を含め、E子ちゃんからのLINEもスルーされるようになりました。結婚を前提に付き合っていると思っていたE子ちゃんは、「彼女の特権」を振りかざすようになります。

そして、2か月ぶりのデートのとき、「どうして会ってくれないの?」「忙しいからってLINEの返事をする時間くらいあるでしょう?」「あたしが寂しい思いをしているのがかわいそうだと思わないの?」と彼に詰め寄ったのです。

最初は、「ごめんね」と言っていたカズオくんですが、「だんだん、不貞腐れてきて。なんで黙ってるの! 黙るって一番卑怯だよね! って言ったら、どうしてE子ちゃんにそこまで言われなくちゃいけないのかな、彼女でもないのにって。まさに青天の霹靂、っていうか、雷がカラダを貫いたような衝撃でした」。

 

「え、私たち、付き合ってなかったの?」
「え、なんで? だって、俺、彼女いるよ? 言わなかったっけ?」

聞・い・て・ねーし!

「親に会ってくれるって言ったじゃない」「私の実家に遊びに行きたいって言ったじゃない」とE子ちゃんが悲鳴をあげても、カズオくんは「そんなことは言ってない」の一点張り。確かに言ってはいない、でも、そう受け取れるような返事をしたじゃない、とE子ちゃんが食い下がるも、「覚えてない。そんな、仕事でもないのに、いちいち考えて話してない。揚げ足を取られても困る」。

ヒェーーーーーーー。…そして今もなお、E子ちゃんは奈落の底から這いあがれていません。

ハイクオリティなポジ脊髄反射男には、肯定的な返事をする機能だけでなく、息を吐くように女性が耳心地いい言葉がスラスラと出てくる機能もついているのです。カズオくんはまさにそれでした。

 

ポジ脊髄反射男か否かの見極め方

結婚相手の決め手とは!?彼でいいのと迷う人に読んでほしい記事集

付き合っているなかで、そしてその相手との結婚を考える中で、自分と気が合う、というのはとても大切なことです。気が合わない人、つまり、何を言っても反発されるネガ脊髄反射男なら、「彼氏」はもとより「結婚相手」の遡上には上がらないでしょう。だから、彼氏の場合には、気が合うような錯覚に陥らせるポジ脊髄反射男のほうが要注意案件になるのです。

でも、彼氏が本当に気の合う相手なのか、単なるポジ脊髄反射男なのかがわからない、という人もいましょう。大丈夫です。判断基準は実に簡単。

ひとつめは、「こいつ、口だけだな。私の言ったことにテキトーに返事しているな」と思ったことがあるかどうか。また、あなたが提案したデートに寝坊したり、彼の都合で変更になったりと、成立しないことが多いという場合もイエローです。そして、「〇〇(あなた)ちゃんの好きにしていいよ」っていいながら、直前に計画をひっくり返す人。これもアヤシイ。脊髄反射で肯定したものの、やっぱりヤダ、という本心の芽生えが見てとれます。

「そんなこと言ったっけ?」とひんぱんに口にする人も、ポジ脊髄反射男の可能性大。あなたの彼はどうでしょうか?
ポジ脊髄反射男な彼とは、言った、言わないのケンカになりやすく、また、不信感をもちやすい。こうなると、将来を一緒に、という気持ちになれなくなってしまいますよね。

だからって、即、お別れする必要はありません。「この人は、一緒にいるときに楽しい空気を壊さないように、私に気を遣ってくれているんだな。幸せだな」とあなたが思考を変換できれば、アリです。そして、あなた自身が、彼の言葉を常に話半分で聞くクセをつけること。そうすれば、ムダにイ―――――ツとなることもありません。

また、このポジ脊髄反射は、彼女だけでなく、誰にでも、仕事の場でも発揮されるもの。たとえ、ちょうちん持ちと揶揄する輩がいようとも、それは単なる嫉妬。ポジ脊髄反射男は、上司にかわいがられ、ベスポジをキープできる人が多いんです。出世します。たぶん。

骨髄反射で喋る男

 

written by 白玉あずき

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