「今の彼じゃないのかなあ」本音で語る恋愛マガジン

白玉あずきの「その男と結婚しちゃダメ!」図鑑 Vo.8 詰め男

こんにちは。白玉あずきです。結婚を視野に入れた人生を考えているけれど、さて、どうしたものだかと、もやもやしている働くアラサーのみなさん。

そんな方々に「本当にこの人と結婚していいのか」をジャッジするヒントにしてほしい「その男と結婚しちゃダメ!」男図鑑。第8回は「詰め男」です。

精神的に追い詰め続ける「詰め男」

詰め男。

その言葉を聞いただけで、過去の恋愛記憶が走馬灯のように頭の中を駆け巡り、心拍数が急激に上昇。息がゼーハーしだして、気絶しそうになる女性が多発する一方で、「なにそれ知らない」という幸せな女性もいますので、ここでちょっと説明。

詰め男とは、文字通り、詰めてくる男です。人を精神的に追い詰めてダメージを与えて、相手をコントロールしようとします。

たとえば彼とのデートの約束で。15時集合を目指して、あなたは粛々と準備をしています。
すると、その彼からパラパラとLINEのメッセージが届きます。

「どう? 大丈夫?」
「準備できた? もう行ける?」
「俺、もう出られるんだけど」
「何時ならいいの?」

時間はまだ14時です。え、無理なんだけど。15時って約束だったよね。何時ならって、15時だよ。詰め男は自分の都合を平気で相手に押し付けてきます。

言葉を選びながら、いちいち返事をしていたら、準備が余計に遅れてしまう。どうしよう、急がなきゃ。あなたはひとっつも悪くないのに、自分が悪いような気がしてしまう。

「映画の始まる時間って15時20分だったっけ?」
「ネットでチケット買っておいたほうがよくない?」

え、それ、あたしが調べて返事をするの? それで私がチケットとるの? 今? 準備してるのに?  あなたが取ればよくない?

詰め男は、思いついたことをバンバン相手に放り投げてきます。しかも、放り投げるだけで自分は手を動かさない、というのが大きな特徴です。思いつき、ジャストアイデア。

そして、こっちが詰め男の言動によって振り回されることにイライラしはじめると、「なんでそんなことで怒るの? 気が短すぎない?」と非難します。それは、しごくまっとうに聞こえ、こっちは再び、「あたしが悪いの?」という気分にさせられる。

詰め男は、人が「他人にそう思われたくない」と思うツボを見つけ出すのが得意。それを言葉にしてぶつけることによって、相手をずんずんと追い詰めていくのです。

自分の思い通りにならないと急に怒り出す

不機嫌、ご機嫌の感情をストレートに顔や態度に出すのも詰め男の特徴のひとつです。

そのため、詰め男は「常にポーカーフェイスで何を考えているかわからない」という男性よりも付き合いやすいと勘違いしがち。ここに大きな穴があります。

詰め男がご機嫌なのは、自分の思い通りにコトが運んでいるときだけ。うまくいかなくなると、一瞬にして不機嫌になります。

「彼の部屋にお泊りしたウィークエンドの朝。お天気もよくて、気持ちよくて、彼は本当にご機嫌で。車で5分くらいの場所においしいパン屋さんがあるから、焼き立てのパンを買って、DVDでも見ながら部屋で食べよう!って張り切っちゃって。そういうところはかわいいんですよ。それで、ふたりで車に乗って、お店に向かったんです。

でも、すでにお店の外まで行列ができていて。それを見たら、彼が目に見えて不機嫌になって“もーいーわ、帰る”ってアクセル全開でUターン。“パンは私が買って帰るから、TSUTAYAで好きなDVD借りて部屋で集合にしよう”って言っても“そんなの意味ないから”って吐き捨てるように言われました。端から私の提案なんて聞く気がないんです」

というエピソードを話してくれたのは、詰め男と付き合い歴1年の29歳の女性。A子さん。

詰め男は、脳内で自分に都合のいい物語をつくります。それが実現できないことが許せない。妥協案なんて、彼の辞書にはないのです。でも、世の中ってそんなにうまくいくものではありませんよね。それは、彼もわかっている。だからこそ、詰め男は自分の半径数m内にいる人間を、自分に都合よく動くようにコントロールしようとするのです。

詰め男の常套句「今、問題になってるのは何なの?」

詰め男は、自分はロジカルで優秀な人間だと思っています。なので、常に簡潔に話しているつもりでいる。しかし、それは、「え、なんの話?」というくらい話がはしょられていたり、説明不足だったり。頭をフル回転させて、ストーリーをつなぎ合わせて返事をしているこっちのほうがよっぽど優秀じゃないか、って思うほど、「足りてない」。

前出のA子さんは「でも、不機嫌になられるほうがもっと面倒くさいので。彼と関係を続けていく限り、仕方がないことなんですよね」とため息をつきながら苦笑していましたが、それでいいのか。そんな男と付き合ってたら、精神がどんどん摩耗していっちゃうぞ。

また、詰め男は「愚痴は生産性ゼロのムダなもの」と確信していることもあり、決して愚痴りません。それはカッコいいと思いますが、同時に、人の愚痴にも興味がない。

でも、付き合っている彼だからこそ、他の人には言えない愚痴を(黙って)聞いて欲しいって思うこと、あったりしませんか?

そりゃ、愚痴には生産性はありませんよ。でも、言葉にして吐き出すだけで気が楽になることもあるし、聞いてもらえたことで愚痴って興味があるかないかじゃなくて、「相手のために聞いてあげる」ってことが大切なものだと思うんです。でも、詰め男は絶対に聞きません。そして、彼女が愚痴りだすと「今、問題になっているのは何なの?」とか言い出す。仕事か。

そう、詰め男は「恋もビジネス」という特徴もあるのです。

とかく、働く女性は「尊敬できる人が好き」というようなことを言います。

働く女性の場合、社内恋愛や、仕事上での付き合いから恋愛に発展する場合が多いということもあるからでしょう。男性を「好き」になる「尊敬」を、仕事のシーンで感じるケースもままあります。

詰め男は、その言動上、上の立場の人から「仕事ができる」と評価され、一目置かれている人が多い。

(思いつきで実現性はそっちのけだけど)会議などでの発言がとにかく多く、(思いつきで自分は手を動かさないけど)人に指示を頻繁に出す、急かす。

直接関わる下の人間は大変ですが、少し距離を置いた場所から見ている分には、バリバリという音が聞こえてくるくらい「仕事ができそう」です。それで、うっかり好きになっちゃう。

でも、恋人として付き合あってしまうと、こっちが「直接関わる下の人間」にされちゃう、というのが詰め男の怖さです。

なんか、彼といると恋心とは別の意味でドキドキしてしまう…と思ったらそれは妖怪のせいではなく、彼そのものが妖怪詰め男なんです。

A子さんのように、「まぁ、しょうがない」と思って彼に合わせてあげられるか、「できない、やれない、やりたくない、バカ、めんどくさい、うざい」と自分で線引きできるかしないと、付き合うのは非常に困難です。

また、詰め男は、本当に仕事ができるわけではなく、「仕事ができそう」なだけ。実際、下からは慕われていないし、上の立場の人が優秀であれば、いつまでも放置しておかないでしょう。いつ剥がされるやもしれない化けの皮。死ぬまでバレなければ、経済的には安泰なのかもしれないけれど、うーん、どうでしょう。
結婚相手の候補にするには、けっこうなギャンブルです。

 

written by 白玉あずき

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