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白玉あずきの「その男と結婚しちゃダメ!」図鑑 Vo.19「張り合うくん」

  • こんにちは。白玉あずきです。結婚を視野に入れた人生を考えているけれど、さて、どうしたものだかと、もやもやしている働くアラサーのみなさんに、「本当にこの人と結婚していいのか」をジャッジするヒントにしてほしい「その男と結婚しちゃダメ!」図鑑。第19回は「張り合うくん」です。

 

 

薄っぺらな知識をひけらかして現場を妙な空気に変える「張り合うくん」

張り合うくんは、負けず嫌いです。
負けず嫌いの男性には2パータンあります。

ひとつは、負けず嫌いだからこそ、勝てないとわかっている場所には立ち入らない人。
勝てるケンカしかしない人です。

そして、もうひとつが、どこへでも飛び込んでいって、現場をかき回し、シラけさせる人です。「張り合うくん」はこっちのパターン。

とにかく、自分が締めないと気に食わない。少しでも自分より強そうな相手を察知すると、「なんだか力が湧いてきた!」「オラ、絶対、負けねー!」という気迫が漲り、勝つまでそこにいるのが「張り合うくん」です。

負けそうな相手に対しては、「イマドキ、タワーの最上階に住んで、毎晩ホムパってのも寒いだけだよね。だから、俺は次の家は広尾の低層で探している」などと、前半にエクスキューズを盛り込みながら「俺スゴイ話」を展開していきます。

相手が呆れて、「あー、はいはい、そうですか。こっちの負けってこといいですよ」となるまで、ファイティングポーズを崩さない。しかし、それはまったく当たっていない猫パンチです。それでも「張り合うくん」にとっては1勝。…ダサい。

人の会話に割り込んできて、知ったかを披露するもの得意です。

誰かが話題のレストランについて話し始める。
「あーその店ね。へぇ、人気なんだ。そこって、俺の知り合いがディレクションしたんだよねー」。

誰かが人気の有名人について、ウワサ話を始める。
「でもさー、あいつなんてバーターで入れられたドラマがたまたま当たっただけだからさ。すぐ消えちゃうよ。かわいそうだけど」

お前の意見なんて聞・い・て・ねーよ、というときでも、いつでもなぜか上から目線。「俺の知り合いがスゴイ。故に俺もスゴイ」マジックまでも繰り出して、張り合ってくるのが特徴です。

自分のテリトリーの中でなら「張り合うくん」は優秀な人が多いのです。それだけに、このちっちゃい感じが痛々しさを感じさせるのです。なぜにそんなに張り合うのか。

 

 

自分を神に選ばれし者だと思い込み、「世の中の人間、みんなポンコツ」と冷笑しているサイコな男は孤高のクズですが、「張り合うくん」はもう少し人間的です。はたから見ると滑稽なほど、自己評価が高いだけ。だから、ちょっとだけ、人から「残念な人」だと思われてしまっています。

サイコくんのように、自分が万能であると勘違いできるほどバカじゃない分、本人は辛いかもしれません。

自己評価と周囲の評価がイコールにならず、「俺はもっと評価されるべき」と、もやもやとした不満を持っている人は少なくありません。クサって愚痴る人が多いなか、張り合うくんは自分の得意or専門分野外であっても、果敢に渦中に身を投じていきます。チャレンジャーです。

「なんだか分かった風」という1点張りでのし上あがり、地位を築いてきた「張り合うくん」は、いつしか、「知らない」とか「わからない」とかいう言葉を発すると、死んでしまう病気にかかってしまったのかもしれません

 

結婚に向かない「張り合うくん」

さて、そんな「張り合うくん」と結婚するとどうなるでしょう。

「張り合うくん」の心はギザギザハート。ナイフみたいに尖っては触るものみな傷つけます。
見た目はソフトであっても、女性に対してはディスりがデフォルト。「そんなことも知らないの?」「もっと勉強しないとダメだよ」と、女性のやんわりと自己肯定力を奪っていきます。

そして、少しでも反発したり、反論しようとすると「なんでそんなことで感情的になるの。そういうところが幼稚なんだよ(笑)」と半笑いで追い打ちをかけてくる。

「張り合うくん」は、自分(その知り合い)がどれだけ優秀であるかを伝えることにしか興味がなく、コミュニケーションをとる気などサラサラないのです。
こっちが、このバカ、一回、地獄に落ちてくれたらいいのにという気持ちになって、「とにかく、1回、謝ってくれないかな?」と言うと、無邪気に「なんで?」と言うのが「張り合うくん」です。

「張り合うくん」は絶対に自分の非を認めません。それが、「張り合うくん」が「張り合うくん」たるゆえんです。

 

 

「張り合うくん」のツッパリは、自分の自信のなさと、誰からも嫌われたくないという気持ちの現れなのかもしれません。

だから、「俺のほうが上(だよね?)」と、マウントの取り方もゴリゴリ感がない。「(だよね?)」な分、弱い。弱いだけに、小物感が漂う。だから、なんとなく、「本当は、ちょっと、かわいそうな人なだけなのかも…」という気持ちにさせられなくもありません。

でも、残念だろうがかわいそうかろうが、小物だろうが、「張り合うくん」が、キリリとした、会話が成立する「本当に尊敬できる人」になる可能性は限りなく低い。10代ならまだしも、すでに何年もの蓄積によってでき上っている人格です。

そう、「張り合うくん」はその人の完成形。結婚したら変わるかも、という期待は持ち腐れになるだけです。

あなたが、「あーはいはい。エライエライ。とりあえず、毎月1000万円くらい確実に家に入れてくれれば、私は文句は言いません」という気持ちであれば、アリだと思います。

その前に、目の前の「張り合うくん」が月収1000万円オーバープレイヤーなのかの判断が必要ですが。

 

written by 白玉あずき

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