「今の彼じゃないのかなあ」本音で語る恋愛マガジン

白玉あずきの「その男と結婚しちゃダメ!」図鑑 Vo.21「空気男」

こんにちは。白玉あずきです。結婚を視野に入れた人生を考えているけれど、さて、どうしたものだかと、もやもやしている働くアラサーのみなさんに、「本当にこの人と結婚していいのか」をジャッジするヒントにしてほしい「その男と結婚しちゃダメ!」図鑑。第21回は「空気男」です。

空気男は見える人が限定される妖(あやかし)

空気男は、付き合っている彼女から「とくにどこがいい、とか言うんじゃなくて、佇まいが好き」「一緒にいると安心する」「気負いなく、自分らしくいられる」「そこにあるのが当たり前すぎて、いつもは気にかけていないけど、自分がいきていくために絶対必要な、空気みたいな存在」などと言われる男です。

空気男には実態がありません。

そろそろ結婚したいなーと思っている働くアラサー、中でも、「結婚しても自分らしさを失いたくない」と思っている女性だけに見える妖(あやかし)です。

それ以外の人、たとえば会社で一緒に仕事をしている女性には論破くんに見えたり、合コンで1回合っただけの人には、オレケン生活感のない男に見えたり。そして、「友だちの彼氏」として会った人には、サイコに見えたりします。

空気男は、多様な人格ピースの集合体。万華鏡のように、見る人、見る角度によって人に与える印象が変わるのです。

では、なぜ、「結婚することで自分らしい生活が崩れるのはいやだけれど、結婚はしたい」と思っている女性にだけ、そやつは空気男に見えるのでしょうか。

 

空気男は彼女を束縛しないことで「幸せ」を錯覚させる

空気男と付き合っている女性は、空気男のことを「やさしい」と表現します。

たとえば、一緒に出掛けた先で。彼女がインスタ用の画像をパシャパシャ撮っていたとします。
こういうとき、多くの男性は「自分と一緒にいるのに、落ち着きがなくてイラつく」と言いますが、空気男は、「こっちの角度からも、撮る?」と、なんなら撮影を手伝ってくれたりもする。

面倒くさい女友だちのLINEメッセージに次々と届く、これまたどうでもいい恋愛相談に返信したりしていても気にしません。彼女が顔をあげて、「ごめんね、なんの話してたっけ?」と聞いても、ニッコリ笑って「お疲れ様」と言ってくれる。
こういう態度は、彼女からすると、自分がしたいことを制限しない人、自分の女だちとの関係も尊重してくれる人となり、(イコール)「やさしい」となるのです。

「結婚はしたいけど、ダサい結婚はイヤ」という思いが空気男を引き寄せる

空気男が見えてしまう女性の理想の結婚は、「今までの独身生活のクオリティが維持できること、あるいはそれ以上」です。

結婚することによって、自由な時間やお金が減るのはイヤ。家庭や家事に縛られて所帯じみるのはありえない。よくも悪くも、人から「あのコ、結婚して変わっちゃったよね~」と言われたくないのです。

そして、結婚した友だちに「旦那が早く帰ってくることになっちゃったから」と約束をドタキャンされたり、「残業が続いて帰宅が遅い日が続いたら、旦那にチクられて義母から独身じゃないんだからって詰められた」とか聞いたりすると、「ダサッ」と思ってしまう。自分はそんな結婚はしたくない、と。

一方で、男性は、家庭的な、彼や彼の実家や家庭を優先できる女性を望んでいる人が多くて、自分自身としても「やっぱりそれが正しいんだろうな」という気持ちがうっすらとある。

じゃあどうしたらいいのーーーー! という渦を巻く感情が引き寄せるのが、彼女に「自由」を感じさせる空気男なのです。

この人となら、自分は、結婚後も自分らしく、自由に生きられるのでは、と思うのです。

だって彼は、いつも私の「そのときやりたいこと」を邪魔しないから。居心地がいいにきまっています。

だがしかし。

空気男は「やさしい」のではありません。単に「彼女という立場の女」に関心がないだけです。

「私のことが好きなはず」という思い込みは空気男の妖術

付き合う前の空気男は積極的です。「あれ? この人、私のこと、好きなのかな?」と思わせてくれます。

彼氏がいると知っているはずなのに「飲みに行こうよ」と気軽なかんじで誘ってくる空気男もいるし、恋愛相談をすると「俺ならそんなことしないけど」「っていうか、別れちゃえば?」なんて言う空気男もいます。

付き合ってからは、上で書いた通り。彼女に「私って自由!」「呼吸がしやすい!」「彼は私にとって空気みたいな存在!」と思わせます。

付き合う前の自分に対する積極的なアプローチにより、彼女には「彼から好かれている」という認識があります。しかし、それは、空気男の妖術のひとつ。もちろん、嫌いではないと思います。でも、「それほど」好きではない。
だから態度も淡泊です。でも、それも、空気男の妖術によって、「穏やかでいい。恋愛感情を強く出すタイプではないけれど、そこが自分にはちょうどいい」と、解釈してしまいます。

彼が彼女に対する感情は低い定量でしかないのにも関わらず、「彼との結婚」に向けて気持ちが進んでいる彼女は、それに気づかずに、彼への「好き」の気持ちをどんどん膨らませていく。「いないと困る」存在になる。

するとどうなるか。

裏切られたときに大爆発します。たとえば、彼の浮気。

「私のことが好きなはずなのに」「人に対して恋愛感情を強く出さないだけなのかと思ってたのに」「淡泊なのかと思ったのに」。

うそつき!

そして、一気に冷めます。

「彼は自分にとって空気みたいな存在」という働くアラサーは少なくありません。「だから好き」と。でも、結婚後に大きなトラブルがあったときに、「好きなところ」が明確でないと、バッサリ、あっさり終わります。拠り所がないからです。

「彼の顔が好きだから、大喧嘩しても、そのときは、感情的になって憎しみでいっぱいになるけど、彼の寝顔を眺めていると、やっぱ好きだわ~と冷静になれる」「彼の声が大好きで、彼にゴメンね、って言われると、キュンとなっちゃう」など、「どこが好き」が明確ならば、たとえ許せないシチュエーションに陥っても、「でも、好きだからしょうがないか」と思える部分がありますが、「どこってことはないんだけど」という場合、「っていうか、無理」になります。

好きな人よりも、好きになってくれる人と結婚したほうが幸せ、という説もあります。

でも、好きになってくれたから好きになったという場合、相手が好きじゃなくなったら、「じゃあ私、こいつと結婚してる意味ある?」ってなってしまうんです。

あなたにとっての空気男には、ご用心、です。

written by 白玉あずき

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