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「今の彼じゃないのかなあ」本音で語る恋愛マガジン

白玉あずきの「その男と結婚しちゃダメ!」図鑑 Vo.17 「やってみた男」

こんにちは。白玉あずきです。結婚を視野に入れた人生を考えているけれど、さて、どうしたものだかと、もやもやしている働くアラサーのみなさんに、「本当にこの人と結婚していいのか」をジャッジするヒントにしてほしい「その男と結婚しちゃダメ!」図鑑。第17 回は「やってみた男」です。

 

男性の「俺ってスゴイでしょ」自慢には理由がある

「やってみた男」とは、自身のチャレンジを自慢げに話す男のこと。

男性が女性に語る自慢話には、多くのバリエーションがあります。

東京生まれ、HIPHOP育ち、悪そうなヤツはだいたい友だちというZEEBRA系ほか、実はモテるモテ自慢、学歴・肩書自慢、家が裕福自慢、金持ち自慢、筋肉自慢などなど。

「どれを聞いても、俺ってスゴイんですよ。だからスゴイって思ってくださいねという押しつけがましい気持ちしか伝わってこない」という人もいますが、素直にスゴイ! ステキ! 付き合いたい! 結婚したい! と思う女性もいます。

だから自慢男は永遠に絶滅しないのです。

 

 

間違えないで! 自慢男≠尊敬できる男

男性の自慢話は、女性から尊敬されたいという気持ちの表れです。

そして、なんで尊敬されたいかっていうと、女性たちが「尊敬できる人が好き」と言っているのを小耳に挟んでいるからなんですね。つまり、世にまん延するうざい自慢男の自然発生に関しては、私たち女性にも責任がある

日々、「とっとと結婚したい」と念仏のように唱えている独身アラサー&アラサー越え女子たちに「どういう人がいいの」と聞いたとき、常にランキング上位にくるのが「尊敬できる人」です。

相手が「尊敬できる人」であれば、いびきや歯ぎしりがうるさくてまったく眠れなかったとしても、ぷぅっと放ったおならがクサすぎて、たとえ一瞬、腹の底から怒りが湧きあがってきたとしても、そんなこたぁ日常の些細なこと。最終的には許せる気がする。

彼に尊敬できる部分さえあれば、きっと「たとえブサメンでも服のセンスが悪くても、私に向けられる彼の優しい笑顔に癒される」と思えるに違いない。

だからみんな、血眼になって好きな彼の尊敬できる部分を探しているわけです。でも、なかなかそれが見つけられないと、そもそも尊敬ってなんだっけ?と、よくわからなくなってしまう。

自慢話をするときの男性は、偉そうです。偉そうな態度は、相手が自分より上の立場のような錯覚を起こします。すると、なんだか尊敬していいような気がしてくる。そして、うっかり男性の自慢話に釣られてしまう女性が多発するのです。

自分が、本当に自慢話で語られている、その内容そのものを「スゴイ、ステキ」と思っているのか。それとも、単に、偉そうな態度と語り口に、あなたの尊敬が搾取されているだけなのか。冷静に判断してみてください。さて、どっちでしょうか。

 

 

「…で?」からの先がない「やってみた男」の自慢話

男性の自慢話の多くは、ウソであれ本当であれ、「それ、お前の努力でもなんでもないじゃん」というものであれ、本人の過去と現在の軌跡(ねつ造含む)です。

しかし、「やってみた男」は違います。彼らの自慢話に登場するエピソードは、本人の意思により、本人によって新たに添加されるものです。自身の過去と現在に女性に尊敬してもらえそうな自慢がないから、新規で体験モノを入れ込んでいるのです。もちろん、その努力は認めていいと思います。

しかし、そのセレクトがちょっと不思議。

「腹筋と腕立て伏せを200回、毎日やって筋肉状態をチェックしている」
「引っ越しを期に、2週間、ホームレスになって生活してみた」
「週末を使って全国のラーメン屋さんを自転車で巡っている」

10代に人気のユーチューバーのネタのよう。なかなかアラサー&アラサー越え女子の琴線には触れにくい。

しかも、レポとしても話が浅い。当然です。体験の理由が「女性に自慢話をしたいがため」でしかないのです。そのものに興味があったわけじゃないから、本人自体に学びも感動も感激もない。

自分がなんとも思っていないんですから、そんな話をしたところで、他人がおもしろいと思えるわけがありません。だけど、「やってみた男」はそれがわからない。わからないから、ずっと、似非ユーチューバー体験・チャレンジだけを繰り返し、話題づくりで疲弊していきます

ある意味、気の毒です。もしかしたらユーチューバーになればいいのかもしれません。ポテンシャルはあるかもしれないので、動画を撮るのが得意なあなたなら、撮影を買って出る、という方法もあります。

ただし1点、「やってみた男」と付き合うには注意すべきことがあります。

独身アラサー&アラサー越えの女性にとって、「やってみた男」の会話は超絶つまらないわけですが、会話がつまらない男に対して、女性は「底が浅い」と思いがちです。しかし、「やってみた男」は「底が浅い」んではないんです。

「底が浅い」とは、経験値が少なくて視野が狭いために生じる現象です。しかし、「やってみた男」は自らのチャレンジで経験を重ね、当然、視野は広くなるべき環境があります。なのに「底が浅い」と感じさせてしまう理由。それは、そもそもの「器が小さい」ということにほかなりません。

自身の「やってみたシリーズ」さえ咀嚼できずに取りこぼすような器の小ささです。「やってみた男」の器に、恋人をいたわったり、思い遣ったり、ましてや包み込んだりという余裕はありません。それでもいいのか。

「やってみた男」をユーチューバーに憧れる10代の少年だと思って、呆れつつも微笑ましく思える。そんな母のような人ならアリなのかも。体験記で大儲けできるかもしれませんしね。夢があるっちゃー夢があります。

 

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