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「今の彼じゃないのかなあ」本音で語る恋愛マガジン

白玉あずきの「その男と結婚しちゃダメ!」図鑑 Vo.18「ほしがるくん」

こんにちは。白玉あずきです。結婚を視野に入れた人生を考えているけれど、さて、どうしたものだかと、もやもやしている働くアラサーのみなさんに、「本当にこの人と結婚していいのか」をジャッジするヒントにしてほしい「その男と結婚しちゃダメ!」図鑑。第18回は「ほしがるくん」です。

 

 

全力でいい人を演じる「ほしがるくん」

「ほしがるくん」のアイデンティティーは「いい人」でいること。女性から「いい人」と思われることで劣等感の穴を埋め、男としてのプライドを維持している男です。

「ほしがるくん」は、見た目が派手だったりチャラついたところがあったりはしません。むしろ地味な人が多い。
知り合いの紹介や飲み会で出会った時などには、「…まぁ、普通ですかね」という印象です。「いい人」の中でも「どうでもいい人」と振り分けされるタイプと言えばイメージしやすいでしょうか。

そのため、EXILE系男子やベンチャー社長系男子にしか恋愛スイッチが入らない女性にとっては、完全スルーな物件です。しかし、恋枯れ女子や、そっち系にドイヒーな仕打ちを受けた経験のある人は、優しそうで誠実そうな風情を漂わせる彼に好意を抱きがち。実際、「ほしがるくん」はとても「いい人」に見えるのです。

新たに出会う人の前では、「ほしがるくん」は完全な「いい人」を演じられます。やさしくて、誠実で、おだやか。そして、それは、しばらく継続します。

しかし、恋愛関係が深まってきたあたりで寿命がつき、本来の「自己愛だけが強いナルシスト」に戻ってしまいます。その豹変ぶりはすさまじく、相手の女性はビックリです。

すぐに化けの皮が剥げるか、一生そのままでいてくれるかーー。どちらかならいいのですが、「ほしがるくん」の寿命は1年から2年。
この、「そこそこ長い」というのがやっかいです。そろそろ結婚したいなぁと考えているアラサーや30代の女性にとっては、天敵ともいえるでしょう。

「ほしがるくん」判定はしにくいのですが、「俺ってやさしいと思わない?」「友だちに俺のことを話すときは、いい人だって言ってね」と念を押してくるような男は、まちがいなく「ほしがるくん」です。くれぐれも注意してください。本当に「いい人」は、そんなこと、絶対に言わないですから。

 

「ほしがるくん」のいい人アピールに死角なし

自分の恋人が「ほしがるくん」だった場合、共通の友だちはまったく頼りになりません。なぜならば、「ほしがるくん」は、友だちレベルの関係内では、ただの無害な人間にしか見えないから。豹変後の相談をしても「彼がそんなことをするわけない」「考えすぎでは」「ふたりでもっとよく話し合えば?」と信じてくれも相手にしてもくれません。本人も「なんか、うまくいかなくてさ…」と肩を落としていい人ぶって語り、それ以上話が膨らむことをブロックします。

「ほしがるくん」はとってもずる賢い怪獣なのです。

「ほしがるくん」の生態を知らない人は、「いい人風なんて簡単に見破れるはず」「騙されるほうも悪い」と思いがちですが、「ほしがるくん」の「いい人」ぶりは、ある意味、イリュージョンです。種明かしがないかぎり、100パー完璧、全女子が「理想通り!」とウットリしてしまうレベルなのです。


第11回で、初動だけ男のダメさぶりを紹介しましたが、初動だけ男と違って「ほしがるくん」は自慢話で女性を釣るようなことはしません。

主役は常に相手の女性です。「こんなに理想のタイプの女性に会ったのは初めて」「自分がひと目惚れする人間だなんて思いもしなかった」という外見ボメからはじまり、重めの相談に乗ってくれたり、仕事が忙しくても会ってくれたり。

ランチやディナーデートのときには、ジャンルをリクエストさえすれば、すぐにお店を決めて予約をしてくれる。

誰と飲んでる、仕事でこんなことがあったなどなど、自分の行動を自らホウレンソウ。仕事のグチを言ってしまった次のデートには、「仕事を頑張っててエライから」と小さい花束(←ここがキモ)をくれたりもする。酔っぱらって部屋に押しかけてきたりもしない。

常にジェントルで、自分に対して誠実に向き合ってくれて安心ーー。と思ってしまって何が悪い! という話です。もうそれは不可抗力と言わざるを得ません。

 

 

 

 

ただし、「ほしがるくん」が「いい人」行動を取るのは、それらを積み重ねることによって産出される「相手の好意」が彼の養分だからです。彼女に優越感やお姫様気分を味わわせてくれるのも、自分の劣等感を希釈するに必要な、純度の高い養分が抽出できるからです。

しかし、女性のほうも、付き合いが長くなると「ほしがるくん」の「いい人」行動に慣れてくる。

そうすると、「ほしがるくん」が「ほしがるくん」でいられる必要十分な「好意」を出せなくなります。それにより豹変、自己愛だけが強いナルシストに戻った彼は、誰もみていないところで相手を怒鳴ったり無視したり、非道の限りを尽くすのです。そしてまた、キャバクラや合コン、あるいはオフィスで新たなターゲットを見つけ、自分の養分にすべく、「いい人」アピールを繰り返す。これが魔の「ほしがるくん」ループです。

養分を与えずに、怪獣「ほしがるくん」を世に解き放ってしまった女性のほうにも問題が、というのは間違いです。
愛情を搾取され続けていたら、女性のほうだって弱ってしまいます。搾取し合う関係は健全ではありません。

豹変した方の彼が「ほしがるくん」の本性です。「ほしがるくん」は一度豹変後の姿を見せた相手に、「いい人」行動をとることは絶対にありません。「ほしがるくん」だと見破った段階で、その関係から一刻も早く逃げ出すのがおすすめです。

written by 白玉あずき

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